毛穴から出てくるゴマみたいなものの正体とは?
毛穴から出てくる、一見ゴマのように見えるものの正体は「コメド」というものです。
コメドは古い角質が皮脂で固まって、毛穴に詰まった汚れがゴマのように粒状になったもののことをいいます。ちなみに、ゴマのようですがその約70%は古い角質で、残りの約30%が皮脂汚れです。
よく、毛穴からコメドを押し出して毛穴が炎症してしまい、皮膚に傷が残りシミになったり、アクネ菌以外の細菌が繁殖してしまうケースが見られます。
コメドは毛穴が炎症を起こしてニキビになる前にケアすれば、アクネ菌の温床になることがありません。
コメドを餌にしてアクネ菌が繁殖してしまうと、白ニキビは炎症を起こして赤ニキビへと変化し、毛穴に覆われた膜が破れて膿が出ます。
しかし、膿が出ずに毛穴の中で炎症が進んでしまった場合、最悪のケースは毛穴そのものが陥没してクレーターのようになってしまうのです。
コメドを取り除くにはディープクレンジングより毛穴クレンジングがオススメ!
肌に負担を極力かけずにコメドを取り除くには「毛穴クレンジング」をすると良いでしょう。
コメドを馴染ませるときに選ぶと良いのは「馬油」か「ホホバオイル」がオススメです。
この2つは人間の皮脂に近い成分で、毛穴クレンジングすることでコメドが毛穴から取り除きやすくなります。
そして、馬油やホホバオイルをする前に、蒸しタオルを肌に乗せておくと、蒸気のおかげで毛穴が開き、角質層が柔らかくなります。
馬油やホホバオイルをなじませたらマッサージをします。すると、ゴマがポロポロ取れるようにコメドが毛穴から取れていきます。
毛穴クレンジングを行う際は、指の圧力や摩擦をできるだけ感じないように、馬油やホホバオイルをたっぷり使いましょう。これだけで、肌への刺激が大きく違ってきます。
このように、毛穴へのダメージを極力避けて、コメドを除去するにはクレンジングを見直してみましょう。
皮脂を出すためにはディープクレンジングが良いと言いますが、ディープクレンジングアイテムには毛穴の角質を剥がしてしまう成分が含まれていることも多いので、オススメはできないのです。
毛穴クレンジングのあとの洗顔も重要!
さて、次に行うのは洗顔ですが、ここで重要なポイントは「泡で洗うこと」です。
水分を含んだ肌のほうが、洗浄したときのダメージが少なくて済みますので、オススメですよ。
馬油やホホバオイルを、ある程度お湯ですすいだら、角が立つくらいコシのある泡で顔を包みましょう。
クレンジングと同様で、手の摩擦を感じないくらい、泡の跳ね返りが手で分かるくらい弾力があると、洗い上がりは滑りが残らず、それでいてしっとりした肌に仕上がります。
泡で洗うようにすると、毛穴の入り口が削られることも少なくなりますので、毛穴の中がパカっと開いて汚れがむき出しになったり、毛穴汚れが溜まりやすくなるのを防ぐこともできます。