毛穴の黒ずみは独自のスキンケアでは限界
「毛穴の黒ずみの中でも、落ちたという実感が湧かない」
「特に腫れているわけでも、ニキビが出来ているわけでもないけれど、毛穴の黒ずみをなくして、ニキビ予防につなげるために、正しいスキンケア方法を知りたい」
「全体にできる黒ずみに、効く薬があれば処方してもらいたい」。
こんな風に毛穴の黒ずみがなかなか取れずに、独自のスキンケアでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ピーリングや毛穴パックは速攻汚れが落ちますが、その後オイリー肌や化粧崩れなど別の悩みへと移ってしまいますよね。そんな方へ美容皮膚科のケミカルピーリングと毛穴の黒ずみを予防する治療法をご紹介します。
皮膚科でしてくれる治療法とは?
美容皮膚科では「ケミカルピーリング」という処置を施してくれます。「角質除去」、「角質取り」と呼ぶ医療機関もあります。
しっかり硬い角栓となる前でも、毛穴の黒ずみに対して処置してくれますよ。炎症してニキビになる前に、ニキビ跡で悩まれている方にも施されている治療法です。
ケミカルピーリングの治療に用いるピーリング剤は、主に3種類の酸から適切なものが選ばれます。
「グリコール酸」、「サリチル酸エタノール」、「サリチル酸マクロゴール」、「トリクロロ酢酸」が、医療機関で主に使用されているピーリング剤です。
このうちのどれかを、毛穴一つ一つに入れていきます。最終的には、中和剤で毛穴の中に入った酸を中和させ、炎症どめを塗って治療するのですが、ピーリングの前の処置として、毛穴の汚れをニュルニュルと浮き上がらせる液剤を使用し、ガラス管で吸引します。
つまり、美容皮膚科におけるケミカルピーリングでは、「角栓除去」を施した後で、ケミカルピーリング剤で処置する、という手順で行っており、毛穴に詰まった汚れや黒ずみを落とすためにピーリングをするわけではない、という事になります。
皮膚科から帰った後はどうするの?
さて、皮膚科での処置後は、自宅でセルフケアをする事になりますが、再び毛穴の黒ずみが溜まってしまうのは避けたいものですよね。
今までのセルフスキンケアで広がってしまった毛穴の入口を、もう一度キュッと引き締めてくれる、「ヤグレーザー」や「フォトフェイシャル」という治療法もありますよ。角質の下のコラーゲン繊維を刺激し、肌の土台から毛穴を引き締めるのに効果的です。
また、毛穴の容積を小さくし、汚れをたまりにくくする「毛穴レーザー治療」もあります。毛穴の黒ずみにセルフケアを試した結果、うまくいかず、毛穴が広がってしまった方も毛穴の開きを一度リセットして、再スタートすることができるのです。
ケミカルピーリングを行ったら、セルフスキンケアでは毎日のクレンジングと洗顔にこだわり、化粧水でたっぷり保湿するような意識を心がけましょう。
諦めずに、今度は毎日のきめ細かなスキンケアで、きめ細かな美肌を目指していきましょう。